バジュランギおじさんと、小さな迷子
- レビュー評価
- ★★★★☆
評判良かったので、バジュランギおじさんをレイトショーで見てきました!
ざっくり言えばインドで迷子になってしまったパキスタンの女の子を無事にパキスタンの家まで連れて行ってあげる話です!
実話だったり、実話からインスパイアされている部分もあるらしいど、
同じインド×迷子のストーリーですと、LIONの方が完全実話なとこもあって感動度数は上です。
(迷子になって困っていたところ、孤児施設からオーストラリアの養子になって、大人になってから頑張って自分の出身地を見つけて帰るっていう実話)
ただ、バジュランギおじさんの方は1/3〜1/2はコメディなので、楽しく見れます。
インド映画特有の歌やダンスシーンも豊富で、特にチキンを食堂で食べるシーンの鶏のダンスと曲が最高でした!
また、インドとパキスタンという揉めている国同士の関わり方や、インド国内でもカースト制度があることなどを、
あまり詳しくは触れてはいないのですが、気になるシーンは多く、ちょっと調べてみたくなると思います。
ざっくり説明すると、インドとパキスタンは元は、どちらもインドなのですが、
ヒンズー教とイスラム教でインドの一部をパキスタンとして独立させることで、イスラム教徒はそっちで暮らしてねっというのが成り立ちです。
ただ、その後カシミールというインドの北部の領土を巡って戦争が起きたりっというか今も揉めていて、両国間は険悪です。
また、インドのカースト制度は、主人公の下宿先はバラモンのカーストなので、一番偉いカーストで、基本的には菜食主義。
そんなところに、誰なのかもわからないカーストの迷子の女の子を住まわせるのは、なかなか難しいですし、この子は菜食主義者でもないので、
お隣さんの鶏肉を食べてしまったりしてしまい、色々大変です!
映画の話に戻しますと、とにかくこの迷子の6歳のパキスタンの女の子が可愛くて、それ見てるだけでも幸せです!
喋れない子なので、ラストシーン以外は一切セリフもないです!
でも、イタズラっ子なところがあったり、なついたり、あちゃーってポーズをしたりするシーンが映るたびに和みます!
ストーリー自体はベタですが、楽しく見れますし、インドの美しい自然がたくさん見れるのも見どころの一つだと思います!
雪山に川に砂漠に街と、観光映画としても良い出来だなと思います!