ロマンス|蓮見翔(ダウ90000)
書籍|book
2026年9月10日
- レビュー評価
- ★★★★★
ダウ90000の代表にして、全てのコントの脚本を書いている蓮見翔による戯曲。
第70回岸田國士戯曲賞の受賞により書籍化された本作。
戯曲というものを読む経験がほぼないので、最初はちょっと読みづらかった。
・どのセリフが誰なのか?
・脚本の中でさらに演じる人間が出てくる
・小説のような情景描写はない
のが普段読んでいるようなものとの大きな違いだったのかもしれない。
ただ、数ページ読み進めれば、最初の数ページが設定の説明であり、ダウ90000のコントやYouTubeを普段見ていることもあり
どの人物が誰が演じているのかなというのも想像がたやすい感じでした。
(という個人的なアドバンテージがあるので、ダウ90000を普段見ていない人には分かりづらいかも?)
・会話がスピーディーに行われること
・心情を考える前に会話が進んでいくこと
・独特な言葉選びがあること
このあたりがコント色が強いので、人による好き嫌いはあるかもしれないなとは思いました。
ただ、物語本筋だけをたどっても物語として面白く、文字だけを読んでいても情景が浮かびやすい読みやすい文でした!
映画や小説ではないので、ハッピーエンドで終わらせるというよりはちゃんとオチのついた終わらせ方でしたが、この物語に続きがあるならばハッピーに繋がってはいくのかなと思えたよい終わり方でした!
言葉遊びや複線回収がたくさんあるので、一度読み終わってももう一度読みたくなるなというのも良い作品でした!
戯曲なので、この文章だけで評価するよりも実際の演劇で見てみたいなと思わせるところも戯曲として文章だけで完成しない良いとこだなと思いました!



